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トラックの故障

2016年2月18日 16:42

こんにちは、日東物流の菅原拓也です。

「最近のトラックは故障が多い」

これ、業界では恐らく全員思っているといっても過言ではないでしょう。昨日のトラック協会の班会議でも同様の意見が多くありました。

最近のトラックとは新長期規制(平成17年排出ガス規制)以降に出たトラックのこと。新長期規制以降のトラックは排出ガスが減らした代償として、故障がものすごく増えています。

特に多いのがDPDとかDPFと呼ばれるNOX・PMを外に出さない為のフィルター部分が目詰まりしてしまい、それを異常だと判断したトラックの制御コンピューターが強制的にトラックを動かなくさせる(絶対ではありませんが)ケース。

コンピューター制御がかかっているので、もうどうしようもない訳です。これはメーカーに修理を出さなければ直らず、修理すると目詰まりの原因となったPMの排出量が増えた原因であろうインジェクター(燃料である軽油をミスト状にしてピストンに吹きかける装置)と呼ばれる部品の交換を示唆されることが少なくありません。

その費用4tトラックで20万円程度。

ところがインジェクターを交換してもPM発生の根本的な解決策ではなく、遅かれ早かれまた同じような症状が出てしまうんです。

インジェクターの交換が必要になる理由はカーボン等のゴミが詰まりだした時で、このゴミはコモンレールと呼ばれる燃料を圧縮する部品の中で作られてしまいます。発生原因は燃料に含まれる不純物であったりする為に抑制は難しく、燃料はコモンレールからインジェクターを通ってピストンで爆発という流れなのでこれら全てにこのゴミが貯まる可能性があります。

※僕はこうした仕組みがわからないので、整備の飯島課長に教えてもらったメモがこちら。

_20160218_174239.JPG

コモンレールやらインジェクターにゴミが付着する

燃料供給がうまくいかなくなる(血管が詰まっているような状態)

ピストンで燃料が効率的に爆発出来ない

不完全燃焼となった燃料がPMを作り出す

PMがフィルターを詰まらせる、という流れになっています。

このケースの故障を減らすにはコモンレール~ピストンまでのゴミを定期的に取り除く必要があるということです。

前置きが長くなりましたが、当社ではそれを実現出来る(と信じている)装置を取り入れ、この類の故障リスクを減らそうと実験中なんです。

_20160218_172852.JPG

これを貼りたいが為に、前置きをダラダラと書いてしまいましたが、業界の方なら「うんうん」と頷いて頂ける内容だと自負しています(爆)

実施後はこんなに白煙やら黒煙やらが出ます。

_20160218_172713.JPG

 

ちなみにこれらの故障は全てメーカーの技術力の問題だけではなく、メーカーも国の過度な規制による被害者といった側面もあるという風に僕は思っています。

ま、修理費がどんどん高くなって首を絞められているのは我々事業者の方ですが(涙)

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